フェイキックIOLとは

コンタクトレンズは目の表面にある角膜にのせるものですが、フェイキックIOLは角膜より内側の目の中に入れるレンズです。角膜が薄い、強度近視、軽度の円錐角膜などで、レーシック手術が不適応になってしまった方でも、近視・遠視・乱視を矯正して裸眼で生活することができるようになります。
手術では水晶体を残したままフェイキックIOLを挿入するので、白内障の手術のように調整力を失うことがありません。コンタクトレンズと違い、フェイキックIOLは目の中で異物感を感じることはなく、汚れがつくこともほとんどないので、メンテナンスは基本的に必要ありません。将来的にレンズの劣化による交換等も必要ないので、いわば一生使えるコンタクトレンズのようなものです。

フェイキックIOLとは

フェイキックIOLで使用するレンズにはオランダのOphtec社製で、Artisan(アルチザン)とArtiflex(アルチフレックス)の2種類のレンズがありますどちらも透明で耐久性に優れていて、白内障手術後に眼内に挿入される眼内レンズ(IOL)と同じ材質でできています。近視・遠視・乱視の度数や目の形状によって、使用するフェイキックIOLを決めています。
フェイキックIOLが適している方
レーシックやPRKでの治療が困難な強度の近視の方
遠視や乱視の方
角膜が薄い方
矯正視力が良好な初期円錐角膜の方

手術の流れ

適正検査・コンサルテーション
手術が可能かどうか目を検査し、手術についても詳しくお話しします。適応検査で手術が可能と診断されれば、手術の申し込みをお受けいたします。
視力検査・採血
眼内に挿入するレンズの度数は術前検査の結果で決定します。術前検査に時間はかかりますが、大切な検査ですのでご了承ください。
虹彩切開手術
眼の中にレンズが入ると、眼内の水の流れが変わり、眼圧が上がることがあります。手術前に虹彩に1か所小さな穴を開け、レンズが入っても水の流れを妨げないようにしておきます。
手術
手術当日は朝からコンタクトレンズを装用しないでください。
手術時間は片眼約20~30分ですが、手術後はしばらく安静にしてご休憩いただいた後、医師の診察で状態をチェックし、問題がなければ帰宅となります。
定期検査
手術後の眼の状態を確認し、合併症を早期に発見する為のものですので、必ず受診してください。手術後の定期検査は、翌日、1週間、(2週間)、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、5年、10年後です。

手術料金

診療名参考料金備考
後房型有水晶体眼内レンズ両眼71万(片眼35万7500円)
乱視用82万5000円(片眼41万2500円)
税込み料金となっています
適応 21歳から45歳まで、術前等価球面度数が-6.00D以上の強度近視、術前円柱度数が+1.0D~+4.0Dの近視性乱視